1. 「焦り」というしんどさ
4月。街もSNSも「スタートダッシュ」「乗り遅れるな」という言葉で溢れかえります。 受験生はこの時期、得体の知れない「焦り」に追いかけられています。
学校の課題に追われ、塾の計画を一生懸命にこなし、テストの結果を求められ、周囲の進捗に急かされる。
ですが、「追いかけられて出すやる気」は、実は脆いものだと思っています。それは結局、誰かや何かに「やらされている勉強」に他ならないからです。やらされている勉強は「言われたことさえやっていたら成績が上がる」という考えになりやすく、そしてそれは「自主性の欠如」に繋がります。
具体的には、同じ教材を同じ時間やっていても、「この教材から学力を上げよう!」と自ら考えて勉強する人と「これをやっていたら成績は上がるはずだ」という考えでやる人との違いです。
後者を続けると、「指示されたことをやる事に集中するが、学力を伸ばすことに意識が向いていない」という本末転倒な結果になる受験生が生まれてしまうと思っています。
そうではなく、「学力を上げるのは結局自分であり、そのために言われたことを素直にやってみる」という順番が大切なのだと当塾は考えています。
2. 春休みに「何を」積み上げたか
この春休み、私たちの塾で大切にしていたのは「ノルマをこなすこと」ではありませんでした。
自分の手で、一段一段、レンガを積むように勉強を積み上げること。
- 「なぜ、この勉強が必要なのか?」
- 「この教材から何を習得したらいいのか?」
といったような、誰に強制されるでもなく、自分の意志で「分からない」を「分かる」に変えていく。
この「自主的な一歩」の積み重ねこそが、受験という長丁場を戦い抜くための「基礎体力」になります。
3. 「やる気のしなやかさ」が合格を引き寄せる
私が理想とするのは、力んだ筋肉のような硬い意志ではありません。 むしろ、風に吹かれても折れない「柳のようなしなやかなモチベーション」です。
無理やり自分を追い込んで作ったやる気は長持ちしません。時間が経つとポッキリ折れてしまう事もあると思います。
一方で、のびのびとした環境で「自分で決めて、自分で積み上げた」経験を持つ子は、しんどい時期が来ても、周囲がどうなっても、しなやかに形を変えてまた進み出すことができます。
この「しなやかさ」こそが、受験本番までモチベーションを長持ちさせる秘訣だと思っています。
4. 新学期からを「自分のリズム」で歩むために
新学期が始まり、周りがどれだけ騒がしくなっても大丈夫です。 春休みに自分のペースでやってきた「積み上げた1つ1つ」を信じてみてください。
受験は誰かに管理されたり急かされたりしてやるものではありません。 周りのアドバイスを取り入れつつも、自分の戦略を持ち、自分で納得感を持って進む、自分自身の物語です。
私たちは、その「積み上げ」の質をどこまでも高めていく、伴走者でありたいと思っています。
シン塾代表 三谷知廣
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