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高1・高2の夏は思ったより差がつく。大学受験は「受験生になる前」から始まっている

7月に入り、期末テストが終わった高校も多い時期です。

高校1年生は、入学してから約3か月が経ち、高校生活にも少しずつ慣れてきた頃だと思います。

高校2年生は、部活、学校行事、定期テスト、模試、進路希望調査などが重なり、「そろそろ大学受験のことも考えないといけない」と感じ始める時期かもしれません。

ただ、多くの高校1・2年生にとって、大学受験はまだ少し先の話に感じると思います。

「高3になってから頑張ればいい」
「部活が終わってから本気を出せばいい」
「まだ志望校も決まっていないし、今はとりあえず学校の勉強でいい」

そう思っている人も多いはずです。

もちろん、高1・高2の時点で、受験生のように毎日何時間も勉強しなければいけない、という話ではありません。

しかし、大学受験は、高3になってから急に始まるものではありません。

実際には、高1・高2の間にどんな勉強習慣を作ってきたか、どれだけ基礎を積み上げてきたかで、高3になってからの伸び方は大きく変わります。

高1・高2の夏は「まだ早い」ではなく「実はちょうどいい」

大学受験の相談を受けていると、高3になってからこう言う生徒がいます。

「長文読解をもっと早くやっておけばよかった」
「数学の基礎を放置しなければよかった」
「高1・高2の定期テストをもっと大事にすればよかった」

これは珍しい話ではありません。

大学受験の怖いところは、積み重なってから気づくことです。

英語であれば、構文・英文解釈・長文読解がつながっています。
数学であれば、数Ⅰの内容が分からないまま数Ⅱの内容に進むと、どんどん苦しくなります。
古文も、単語や文法を放置していると、文章を読んでも何となくしか分かりません。

高3になってから全部やり直そうとすると、時間が足りなくなります。

だからこそ、高1・高2の夏は大切です。

「受験生として焦る時期」ではありません。
でも、「受験生になる準備を始める時期」です。

期末テストが終わった今こそ、見直すべきこと

期末テストが終わると、多くの生徒は少し気が抜けます。

もちろん、テスト後に少し休むことは大切です。
部活や学校行事を頑張ることも大切です。
友達と遊ぶ時間も、高校生活には必要です。

ただ、テストが終わったあとに何もしないまま次の単元へ進んでしまうと、苦手はそのまま残ります。

本当に大切なのは、テストの点数そのものよりも、

「何が分かっていなかったのか」
「どの科目で勉強不足だったのか」
「提出物をこなすだけになっていなかったか」
「テスト前だけの勉強になっていなかったか」
「次のテストまでに何を変えるべきか」

を確認することです。

高1・高2の定期テストは、ただの学校行事ではありません。

自分の勉強のクセが表れる機会です。

直前にならないと始められない。
暗記だけで乗り切ろうとする。
分からない問題をそのままにする。
課題を提出することが目的になっている。
テストが終わったら全部忘れてしまう。

こうした状態を放置したまま高3になると、大学受験でかなり苦しくなります。

逆に、高1・高2のうちに勉強の型を整えられれば、高3になってから大きな武器になります。

高1・高2でやるべきことは、難しいことではない

高1・高2の段階で大切なのは、いきなり難関大学の過去問を解くことではありません。

まずは、学習習慣と勉強の基礎を崩さないことです。

英語の長文を少しずつでも良いので読んでいく。
数学の基本問題を解けるようにする。
古文単語や文法を後回しにしすぎない。
学校の定期テストを雑に扱わない。
勉強しない日を少しでも少なくする。

これらは、特別な才能が必要なことではありません。

しかし、継続するのは簡単ではありません。

だからこそ、差がつきます。

大学受験で大きな差になるのは、高3の夏だけではありません。

高1・高2の間に、

「勉強するのが当たり前」
「分からないところを放置しない」
「計画を立てて進める」
「テスト後に振り返る」
「自分の進路について少しずつ考える」

という習慣を持てるかどうかです。

志望校が決まっていなくても、進路について考える意味はある

高1・高2の生徒の中には、

「まだ志望校が決まっていません」
「将来やりたいことが分かりません」
「文系か理系かも迷っています」

という人も多いです。

それは、決して悪いことではありません。

むしろ、高校生の時点で将来がはっきり決まっていない人の方が多いと思います。

大切なのは、今すぐ完璧な答えを出すことではありません。

大切なのは、考え始めることです。

どんな大学があるのか。
どんな学部があるのか。
自分は何に興味があるのか。
どんな働き方をしたいのか。
どんな環境なら頑張れそうなのか。
今の成績から、どんな選択肢があるのか。
関関同立、産近甲龍、国公立大学を目指すなら、どれくらいの準備が必要なのか。

こうしたことを少しずつ知っていくだけでも、勉強への向き合い方は変わります。

目標があるから頑張れることもあります。

逆に、何も考えないまま時間だけが過ぎると、高3になってから急に選択を迫られます。

大学受験は、情報戦でもあります。

早くから進路を考えることは、自分の可能性を広げることにつながります。

高2は、実はかなり大事な学年

特に高校2年生は、大学受験において非常に大切な学年です。

高2のうちは、まだ受験生ではないように感じるかもしれません。

しかし、高2の終わり頃には、周りの空気が少しずつ変わり始めます。

部活が忙しい。
学校行事もある。
定期テストもある。
模試もある。
文理選択や科目選択もある。
オープンキャンパスに行く人も増える。
進路について聞かれる機会も増える。

この時期に、何となく過ごしてしまう人と、少しずつ準備を始める人では、高3になったときのスタート地点が違います。

高3になってから本気を出すことはできます。

でも、高3になってから基礎を全部やり直すのは、かなり大変です。

だから、高2の夏は大切です。

受験生になる前に、勉強の土台を作る。
苦手科目を放置しない。
英語と数学の基礎を固める。
志望校や学部について考え始める。
自習する習慣を作る。

これだけでも、高3になったときの自分を助けてくれます。

保護者の方へ

高1・高2の保護者の方からすると、

「まだ受験塾は早いのではないか」
「本人がまだ本気になっていない」
「今から大学受験の話をすると、プレッシャーにならないか」

と感じることもあると思います。

その感覚は自然です。

高1・高2の段階で、必要以上に焦らせる必要はありません。

ただし、完全に放置してよいわけでもありません。

大学受験で大切なのは、高3になってから急に詰め込むことではなく、高1・高2のうちから少しずつ土台を作っておくことです。

特に、英語と数学は積み重ねの科目です。
一度大きく崩れると、戻すのに時間がかかります。

また、進路についても、早めに情報に触れておくことで、本人の視野が広がります。

保護者の方にお願いしたいのは、本人を急かしすぎることではありません。

「今の自分を知ること」
「将来の選択肢を知ること」
「勉強習慣を整えること」
「困ったときに相談できる場所を持つこと」

このあたりを、少しずつ整えていくことです。

高1・高2の時期は、本人の可能性を広げる時期です。

焦らせるのではなく、準備を始める。

その距離感が大切だと考えています。

シン塾で大切にしていること

シン塾では、高1・高2の生徒に対しても、ただ目の前の勉強を教えるだけではありません。

もちろん、定期テスト対策や苦手科目の克服は大切です。

しかし、それだけでは不十分です。

大学受験につながる学習法を身につけること。
自分で勉強する習慣を作ること。
集中できる自習環境を持つこと。
進路について少しずつ考えること。
自分の可能性を知ること。

これらを大切にしています。

高1・高2のうちは、まだ大きく変われます。

勉強が苦手だと思っている人も、やり方を変えれば伸びる可能性があります。
今は志望校が決まっていない人も、進路を考える中で目標が見えてくることがあります。
自習が苦手な人も、環境を変えれば勉強できるようになることがあります。

大学受験は、高3だけのものではありません。

高1・高2の過ごし方が、高3の自分を作ります。

そして、高3の自分が、大学受験の結果を作ります。

最後に

高1・高2の夏は、まだ受験本番ではありません。

でも、受験に向けて大切な準備を始めるには、とても良い時期です。

期末テストが終わった今。
夏休みに入る前の今。
進路について少しずつ考え始める今。

このタイミングで、自分の勉強を見直してみてください。

今の勉強のやり方で大丈夫なのか。
苦手を放置していないか。
高3になったときに困らない準備ができているか。
自分はどんな進路に進みたいのか。

大学受験は、人生のすべてではありません。

でも、自分の未来について考える大切な機会です。

高1・高2のうちから少しずつ準備を始めることで、未来の選択肢は広がります。

この夏を、ただ何となく過ごすのではなく、自分の可能性を広げる時間にしてほしいと思います。

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シン塾代表 三谷知廣

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