高校生活が進むにつれて、少しずつ勉強の差が見え始めてきます。
高校1年生であれば、入学してから数か月が経ち、中学との違いを感じ始める時期です。
高校2年生であれば、部活や学校行事が忙しい中で、定期テストや模試、文理選択、進路希望など、大学受験につながる話題が少しずつ増えてくる時期だと思います。
この時期に大切なのは、いきなり受験生のように長時間勉強することではありません。
もちろん、勉強時間は大切です。
しかし、高1・高2の段階で本当に整えておきたいのは、
「学習習慣」と「勉強法」
です。
どれだけやる気があっても、勉強のやり方がズレていれば成果は出にくくなります。
どれだけ良い教材を使っていても、学習習慣がなければ続きません。
大学受験で大きな差になるのは、高3になってからの頑張りだけではありません。
高1・高2のうちに、どんな勉強の型を作ってきたか。
ここが、高3になってからの伸び方を大きく左右します。
勉強時間だけを増やしても、成績が上がるとは限らない
よくある相談に、
「勉強しているのに成績が上がりません」
というものがあります。
もちろん、勉強時間が足りていない場合もあります。
ただ、実際には、勉強時間だけが問題ではないことも多いです。
例えば、
学校の課題を終わらせるだけになっている。
問題集を解きっぱなしにしている。
間違えた問題を見直していない。
暗記を一回だけで終わらせている。
定期テスト前だけ詰め込んでいる。
模試の結果を見ても、次に何を変えるか決めていない。
こうした状態では、勉強しているつもりでも、なかなか力はつきません。
勉強で大切なのは、時間だけではありません。
何をするのか。
どの順番でするのか。
どこまで仕上げるのか。
いつ復習するのか。
どうやって自分の弱点を見つけるのか。
こうした「勉強のやり方」がとても大切です。
高1・高2で身につけたい学習習慣
高1・高2のうちに身につけたい学習習慣は、特別なものではありません。
むしろ、基本的なことです。
毎週、一定の勉強時間を確保する。
学校の授業内容をそのままにしない。
定期テスト前だけでなく、普段から少しずつ進める。
分からない問題を放置しない。
英単語や古文単語を継続して覚える。
数学の基本問題を繰り返す。
模試や定期テストの後に振り返る。
一つひとつは当たり前のことに見えるかもしれません。
しかし、この当たり前を継続することが難しいのです。
家ではスマホを触ってしまう。
疲れて寝てしまう。
部活で時間がない。
何から始めればいいか分からない。
勉強しようと思っても集中できない。
テストが終わると気が抜けてしまう。
高校生にとって、勉強を続けることは簡単ではありません。
だからこそ、環境が大切です。
気合いだけで続けようとするのではなく、勉強が続く仕組みを作ること。
高1・高2のうちにこの習慣を作っておくと、高3になってから大きな差になります。
勉強法を間違えると、努力が成果につながりにくい
大学受験では、努力は必要です。
しかし、努力の方向がズレていると、せっかくの時間が成果につながりにくくなります。
例えば、英語であれば、長文を読む前に英単語や文法が不足していることがあります。
数学であれば、応用問題に取り組む前に、基本問題の理解があいまいなことがあります。
古文であれば、文章読解の前に、古文単語や文法が定着していないことがあります。
この状態で難しい問題ばかり解いても、なかなか伸びません。
逆に、基礎ばかりを何となく繰り返していても、入試レベルにつながらないこともあります。
大切なのは、今の自分に必要な勉強を見極めることです。
基礎を固める時期なのか。
演習量を増やす時期なのか。
復習の仕方を変えるべきなのか。
暗記の方法を見直すべきなのか。
志望校から逆算して、科目の優先順位を決めるべきなのか。
こうした判断を、高校生が一人で行うのは簡単ではありません。
だからこそ、学習法指導や進路指導には意味があります。
高1・高2のうちに「自分で勉強できる力」を育てる
シン塾では、高1・高2の生徒に対して、ただ目の前の問題を教えるだけではありません。
大切にしているのは、
自分で勉強できる力を育てること
です。
大学受験では、授業を受けるだけでは足りません。
授業を受けたあとに、自分で復習する。
自分で問題を解く。
間違えたところを直す。
必要なことを覚える。
計画を立てて進める。
模試やテストの結果を見て修正する。
この自習の時間が、成績を作ります。
つまり、大学受験で最後に強いのは、自分で勉強を進められる生徒です。
高1・高2のうちから、その力を少しずつ育てておくことが大切です。
最初から完璧にできる必要はありません。
むしろ、最初はできなくて当然です。
だからこそ、勉強のやり方を一緒に確認し、学習習慣を整え、集中できる環境の中で少しずつ自走できるようにしていくことが必要だと考えています。
定期テストの点数だけで終わらせない
高1・高2の勉強で、定期テストはとても大切です。
ただし、定期テストの点数だけを見て終わってしまうのはもったいないです。
大切なのは、
なぜその点数になったのか。
どの科目で準備が足りなかったのか。
どの単元が理解できていないのか。
提出物をこなすだけになっていなかったか。
次回までに何を変えるのか。
を確認することです。
定期テストは、自分の勉強のクセを見つける機会です。
直前にならないと始められない。
暗記が一回きりになっている。
分からない問題をそのままにしている。
テスト後に復習していない。
計画を立てても実行できていない。
こうしたクセは、高3になってから急に直すのは大変です。
だからこそ、高1・高2のうちに改善しておくことが大切です。
保護者の方へ
高1・高2の保護者の方からすると、
「まだ大学受験には早いのではないか」
「本人がまだ本気になっていない」
「今から塾に通わせても意味があるのか」
と感じることもあると思います。
その感覚は自然です。
高1・高2の段階で、受験生のように追い込む必要はありません。
ただし、何も準備しないまま高3を迎えるのは危険です。
特に、英語や数学のような積み重ねの科目は、一度大きく崩れると立て直しに時間がかかります。
また、勉強習慣がないまま高3になると、受験勉強を始める以前に、まず勉強する生活リズムを作るところから始めなければなりません。
高1・高2で大切なのは、焦らせることではありません。
勉強のやり方を整えること。
学習習慣を作ること。
苦手を放置しないこと。
進路について少しずつ考えること。
自分で勉強できる力を育てること。
この土台作りです。
本人を急かしすぎる必要はありません。
でも、早めに環境を整えておくことで、高3になったときの選択肢は大きく広がります。
受け入れ可能な人数について
ここで、少し正直にお伝えします。
現在、シン塾では高校生からのお問い合わせが続いており、受け入れ可能な人数がかなり限られてきています。
これは、必要以上に急かしたいという意味ではありません。
シン塾では、一人ひとりの学習状況、進路、日々の勉強の進み具合を見ながら指導しています。
そのため、人数を無制限に受け入れることはできません。
学習法指導、管理自習室、進路指導、日々の声かけや確認。
こうした塾として大切にしている部分の質を守るためには、受け入れ人数にはどうしても限りがあります。
興味を持ってくださっている方には、できる限りお応えしたいと思っています。
ただ、状況によっては、新規の受け入れをお待ちいただく、あるいはお断りせざるを得ない可能性もあります。
もし、シン塾が少し気になっている方や、高1・高2のうちに勉強習慣を整えたいと考えている方は、早めにご相談いただければと思います。
入塾を急ぐというよりも、まずは今の学習状況を確認し、お子さまにとって本当に必要な環境かどうかを一緒に考えられればと思っています。
最後に
高1・高2の時期は、大学受験に向けてとても大切な準備期間です。
まだ受験生ではありません。
でも、受験生になる前に整えておくべきことはたくさんあります。
学習習慣。
勉強法。
基礎学力。
自習する力。
進路について考える時間。
自分の弱点を見つけて修正する力。
これらは、高3になってから急に身につくものではありません。
高1・高2のうちに少しずつ整えておくことで、高3になったときに大きな力になります。
勉強は、ただ長時間やればよいわけではありません。
正しいやり方で、必要なことを、継続して積み上げることが大切です。
この夏を、ただ何となく過ごすのではなく、自分の勉強を見直し、未来の選択肢を広げる時間にしてほしいと思います。
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シン塾代表 三谷知廣
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