今日からシン塾では受験生の過去問演習が始まりました。
日曜日の朝から受験生が集まり、それぞれの志望校に向けて過去問に取り組んでいます。
この時期になると教室の雰囲気は一気に変わります。
これまでは、英単語・英文法・数学の基礎・古文単語・理科・社会のインプットなど、日々の積み上げが中心でした。
もちろんそれらは大学受験において絶対に必要なものです。
ただ、過去問が始まると勉強が一気に「本番」とつながります。
自分が目指している大学でどんな問題が出るのか。
どれくらいの時間で解かなければならないのか。
今の自分はどの科目で点が取れるのか。
どこで大きく失点してしまうのか。
合格まであと何が足りないのか。
それがかなりはっきり見えてきます。
過去問が始まると、受験は一気に現実になる
過去問を解くと志望校が一気に現実になります。
それまでは
という目標だったものが、実際の問題として目の前に現れます。
「関関同立を目指したい」
「産近甲龍には合格したい」
「国公立大学を狙いたい」
「この大学に行きたい」
英語の長文の量。
数学の難しさ。
国語の選択肢の細かさ。
日本史や世界史の知識量。
理科の計算や理解の深さ。
時間配分の厳しさ。
過去問を解くことで、志望校がただの名前ではなくなります。
「この大学に合格するためには、このレベルまで届かなければならない」
という現実が見えてきます。
これは、受験生にとって簡単なことではありません。
思ったより点数が取れないこともあります。
時間が足りないこともあります。
できると思っていた科目で崩れることもあります。
逆に、意外と戦える部分が見えることもあります。
どちらにしても、過去問を解くことで受験勉強は一気に具体的になります。
大切なのは、結果を一人で見ないこと
シン塾では、過去問を解いたあと当日のうちに自己採点を行います。
そして、その結果をもとに塾長との個別面談を行っています。
ここをとても大切にしています。
過去問は解いて終わりでは意味がありません。
点数だけを見て、
「できなかった」
「思ったより悪かった」
「まだ無理かもしれない」
「意外と取れた」
で終わってしまうと、過去問を十分に活かしきれません。
特に、結果を一人で見ていると、必要以上に落ち込んだり逆に楽観しすぎたりすることがあります。
今の点数が悪いからといって、すぐに志望校を諦める必要があるとは限りません。
一方で、たまたま点数が取れたからといってこのままで大丈夫というわけでもありません。
大切なのはその結果をどう見るかです。
どの問題は取るべきだったのか。
どの問題は今の段階では取れなくてもよいのか。
失点の原因は知識不足なのか、時間配分なのか、演習不足なのか。
今週、何を優先して埋めるべきなのか。
志望校戦略を見直す必要があるのか。
こうした分析をすることで、過去問の結果は次の勉強につながります。
だからシン塾では過去問の結果を一人で抱え込ませません。
その日のうちに確認し、必要なことを整理し、次の一週間の勉強につなげていきます。
過去問は直前期だけのものではない
過去問というと、受験直前に解くものだと思われがちです。
もちろん直前期の過去問演習には大きな意味があります。
本番前の最終確認。
時間配分の調整。
出題傾向への慣れ。
合格点を取る練習。
本番を想定した実践。
これらはとても大切です。
ただ、過去問の使い方はそれだけではありません。
この時期から過去問を解く意味は単なる直前確認ではありません。
むしろ分析のために使います。
自分の現在地を知るために使います。
これから何を優先して勉強するべきかを決めるために使います。
大学受験で怖いのは「何となく頑張っている状態」です。
毎日勉強している。
教材も進めている。
単語も覚えている。
問題集も解いている。
それでも、その勉強が本当に志望校合格につながっているのかは実際に入試問題に触れてみないと分からない部分があります。
過去問はそのズレを確認するためのものです。
今の勉強で足りていること。
まだ足りていないこと。
後回しにしてはいけないこと。
優先順位を下げてもよいこと。
それらを見極める材料になります。
毎週、実践して、分析して、修正する
シン塾では、過去問演習を一度だけのイベントにはしません。
毎週過去問に取り組みます。
そして、その結果を見て、分析し、戦略を見直します。
今週見つかった課題を次の一週間で埋める。
次の日曜日にまた実践する。
そこで出た結果をまた分析する。
そしてまた次の一週間の勉強につなげる。
この繰り返しです。
大学受験は計画を立てて終わりではありません。
実行して、結果を見て、修正する。
このサイクルが必要です。
最初に立てた戦略が最後まで完璧に当たり続けることはほとんどありません。
思ったより伸びる科目もあります。
思ったより時間がかかる科目もあります。
志望校の問題を解いて初めて分かる課題もあります。
模試とは違う難しさが見えることもあります。
だからこそ、毎週の過去問演習には意味があります。
ただ勉強するだけではなく、実践の中で自分の状態を確認し、次の行動を決めていく。
この積み重ねが秋以降の伸びにつながります。
早いようで、早くない
この時期から過去問を始めると、
「まだ早いのではないか」
と思う人もいるかもしれません。
たしかに、すべての科目が完成してから過去問に入るという考え方もあります。
しかし、大学受験では、すべてが完璧に仕上がってから過去問を解くのでは遅いことがあります。
過去問を解くからこそ何を仕上げるべきかが見えてきます。
どの科目を優先すべきか。
どの単元を戻るべきか。
どの教材をやり込むべきか。
どの問題形式に慣れるべきか。
どこで点数を取り、どこは深追いしすぎないのか。
これらは実際の問題に触れることで明確になります。
過去問は完成度を確認するためだけのものではありません。
これから完成度を上げるための地図でもあります。
だからこそ、シン塾ではこの時期から過去問を始めます。
モチベーションを保つ意味もある
過去問を始める意味は学習効率だけではありません。
モチベーションの面でも大きな意味があります。
受験勉強はどうしても単調になりがちです。
英単語を覚える。
文法を復習する。
数学の問題集を解く。
古文単語を覚える。
社会や理科の知識を積み上げる。
どれも大切です。
ただ、それだけが続くと、
「この勉強が本当に入試につながっているのか」
「自分は志望校に近づいているのか」
「何のためにこれをやっているのか」
が見えにくくなることがあります。
過去問を解くと今やっている勉強の意味が見えます。
英単語を覚える意味。
文法を固める意味。
数学の典型問題を繰り返す意味。
古文単語を覚える意味。
理科や社会の基礎を積み上げる意味。
それらが志望校の問題とつながります。
これは受験生にとって大きな力になります。
ただ言われた勉強をするのではなく、
「この問題を解けるようになるために今これをやっている」
と思えること。
その感覚があるかどうかで、日々の勉強への向き合い方は変わります。
保護者の方へ
保護者の方からすると、過去問の点数を見るのは不安かもしれません。
この時期に点数が取れていないと、
「本当に間に合うのか」
「志望校を変えた方がよいのか」
「今の勉強で大丈夫なのか」
と心配になることもあると思います。
その不安は自然です。
ただ、この時期の過去問は合否を決めるためのものではありません。
現在地を知るためのものです。
むしろ、今の段階で課題が見えることには大きな意味があります。
秋以降に初めて大きなズレに気づくより、今のうちに見つけて修正する方がいい。
何となく勉強を続けるより、志望校との距離を見ながら勉強する方がいい。
だからこそ、シン塾では過去問を早めに始め、当日のうちに面談まで行います。
結果を一人で抱え込ませず次の行動につなげるためです。
最後に
今日からシン塾の過去問演習が始まり、教室の雰囲気は一気に受験本番に近づいています。
過去問を解く。
自己採点をする。
塾長と個別面談をする。
結果を分析する。
戦略を見直す。
次の一週間で足りないものを埋める。
そしてまた、翌週に実践する。
このサイクルを毎週積み重ねていきます。
過去問は、直前の確認だけに使うものではありません。
自分の現在地を知るため。
志望校との距離を測るため。
勉強の優先順位を決めるため。
モチベーションを保つため。
そして、合格に向けて戦略を更新するために使うものです。
大学受験は、何となく頑張るだけではうまくいきません。
現実を見て、分析して、修正して、また実行する。
その繰り返しの中で、少しずつ合格に近づいていきます。
シン塾では、受験生一人ひとりの結果を一緒に見ながら、最後まで戦略を立てて伴走していきます。
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シン塾代表 三谷知廣
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