シン塾では、来週末から本格的に過去問演習を始めます。
日曜日の朝から受験生が集まり、それぞれの志望校に向けて過去問を解きます。
そして、ただ解いて終わりではありません。
当日中に自己採点を行い、その結果をもとに塾長面談をします。
どの科目で点数が取れているのか。
どの単元で失点しているのか。
時間配分はどうだったのか。
知識不足なのか、演習不足なのか。
今の戦略が志望校に合っているのか。
そうしたことを一つひとつ確認し、翌週以降の勉強方針を見直していきます。
そして、次の1週間で足りないものを埋め、また翌週に実践する。
シン塾では、このサイクルを回していきます。
「もう過去問?」と思う人もいるかもしれません
この時期から過去問を始めると聞くと、
「まだ早いのではないか」
「基礎が固まってからでいいのではないか」
「もっと実力がついてから解いた方がいいのではないか」
と思う人もいるかもしれません。
たしかに、過去問は簡単なものではありません。
最初から合格点が取れる生徒ばかりではありません。
むしろ、この時期に解けば、思ったより点数が取れないことの方が多いと思います。
しかし、それでいいのです。
この時期の過去問は、合格点を取るためだけに解くものではありません。
今の自分と志望校との距離を知るために解くものです。
過去問は「最後の仕上げ」だけではない
過去問というと、受験直前に仕上げとして解くものだと思われがちです。
もちろん、直前期の過去問演習には大きな意味があります。
本番形式に慣れる。
時間配分を確認する。
出題傾向に合わせて最終調整をする。
合格点を取る練習をする。
これらはとても大切です。
しかし、過去問の役割はそれだけではありません。
過去問には、もっと早い段階で使う意味があります。
それは、
自分に何が足りないのかを明確にすること
です。
受験勉強で怖いのは、何となく頑張っている状態です。
英単語をやっている。
文法をやっている。
数学の問題集を進めている。
古文単語を覚えている。
日本史や世界史を進めている。
もちろん、それぞれの勉強は大切です。
ただ、その勉強が本当に志望校合格につながっているのか。
今の自分にとって優先順位が高い勉強なのか。
そこを確認しないまま進めてしまうと、努力の方向がズレることがあります。
過去問は、そのズレを見つけるための材料になります。
過去問を解くと「勉強の優先順位」が変わる
実際に過去問を解いてみると、多くのことが分かります。
英語であれば、
単語が足りないのか。
文法が弱いのか。
英文解釈ができていないのか。
長文の読み方が悪いのか。
時間が足りないのか。
設問への対応力が足りないのか。
数学であれば、
基本問題が抜けているのか。
典型問題のパターンが足りないのか。
計算力が弱いのか。
誘導に乗れていないのか。
時間配分が悪いのか。
国語であれば、
本文の読み方が雑なのか。
選択肢の切り方が甘いのか。
古文単語や文法が足りないのか。
現代文の根拠の取り方が弱いのか。
社会や理科であれば、
知識そのものが不足しているのか。
知識はあるが使えないのか。
分野ごとの偏りがあるのか。
入試問題への対応が足りないのか。
こうしたことは、普段の勉強だけでは見えにくいものです。
過去問を解くからこそ、自分の弱点が具体的に見えてきます。
そして、弱点が見えるからこそ、翌週からの勉強が変わります。
解いて終わりでは意味がない
過去問演習で一番もったいないのは、解いて点数だけ見て終わることです。
「何点だった」
「思ったより悪かった」
「意外と取れた」
それだけで終わってしまうと、過去問を解いた意味は半分以下になります。
大切なのは、その点数になった理由を分析することです。
なぜ取れなかったのか。
どこで時間を使いすぎたのか。
どの問題は本来取るべきだったのか。
どの問題は今の段階では捨ててもよかったのか。
次の1週間で何を埋めるべきなのか。
ここまで考えて、初めて過去問演習は次の勉強につながります。
だからシン塾では、日曜日に過去問を解いたあと、当日中に自己採点をしてもらいます。
そして、その結果をもとに塾長面談を行います。
過去問を「イベント」で終わらせるのではなく、翌週の勉強計画につなげるためです。
1週間ごとに、戦略を更新していく
大学受験は、最初に立てた計画通りに最後まで進むことはほとんどありません。
思ったより伸びる科目もあります。
思ったより時間がかかる科目もあります。
模試の結果によって、優先順位が変わることもあります。
志望校の問題を解いてみて、想定と違う課題が見つかることもあります。
だからこそ、戦略は一度立てて終わりではありません。
実行し、結果を見て、修正する必要があります。
シン塾では、
日曜日に過去問を解く。
当日中に自己採点をする。
塾長面談で課題を確認する。
翌週の勉強方針を決める。
1週間で足りないものを埋める。
また次の日曜日に実践する。
このサイクルを大切にしていきます。
これは、単なる過去問演習ではありません。
志望校合格に向けた、戦略の更新です。
過去問は、モチベーションにもつながる
過去問を早めに始める意味は、学習効率だけではありません。
モチベーションの面でも、大きな意味があります。
受験勉強をしていると、日々の勉強が単調に感じることがあります。
英単語を覚える。
文法を復習する。
問題集を解く。
基礎を固める。
復習をする。
もちろん、これらは大切です。
しかし、そればかりが続くと、
「何のためにこれをやっているのか」
「本当に志望校に近づいているのか」
「この勉強が入試にどうつながるのか」
が見えにくくなることがあります。
過去問を解くと、志望校の問題が見えます。
自分が目指している大学が、実際にどんな力を求めているのかが分かります。
そして、今やっている勉強の意味が見えてきます。
英単語を覚える意味。
文法を固める意味。
数学の典型問題を繰り返す意味。
古文単語を覚える意味。
社会や理科の基礎を積み上げる意味。
それらが、志望校の問題とつながって見えるようになります。
これは、受験生にとって大きなモチベーションになります。
最初からできなくていい
この時期に過去問を解くと、思うように点数が取れないこともあります。
それは当然です。
まだ完成していない科目もあります。
知識が足りない分野もあります。
演習量が足りない問題もあります。
時間配分に慣れていないこともあります。
だから、最初から合格点を取れなくても構いません。
大切なのは、できなかったことを見て落ち込むことではありません。
できなかった理由を知ることです。
そして、次の1週間で何を変えるかを決めることです。
過去問は、自分を否定するために解くものではありません。
自分を合格に近づけるために解くものです。
保護者の方へ
保護者の方からすると、
「この時期に過去問を解いて、点数が取れなかったら自信をなくすのではないか」
と心配されることもあるかもしれません。
その心配は自然です。
ただ、過去問を解く目的を正しく共有できていれば、必要以上に落ち込む必要はありません。
この時期の過去問は、合否判定ではありません。
現在地の確認です。
今の時点で何が足りないのか。
どの科目を優先すべきなのか。
志望校との距離はどれくらいなのか。
今後の戦略をどう修正すべきなのか。
それを知るために行います。
むしろ、何も見えないまま夏から秋へ進む方が危険です。
「勉強しているつもり」
「頑張っているつもり」
「何となく進んでいるつもり」
この状態のまま時間が過ぎてしまうと、秋以降に大きなズレが見つかることがあります。
だからこそ、早めに志望校の問題に触れ、現実を見て、戦略を修正していくことが大切です。
シン塾が大切にしていること
シン塾では、大学受験をただの根性論では考えていません。
もちろん、努力は必要です。
受験勉強において、勉強量は絶対に大切です。
しかし、ただ長時間勉強すればよいわけではありません。
志望校から逆算すること。
今の自分の課題を正しく見ること。
必要な勉強を優先すること。
実行して結果を見ること。
結果に合わせて戦略を修正すること。
この繰り返しが大切です。
そして、もう一つ大切なのは、本人が自分の受験として向き合うことです。
過去問を解くと、志望校が少し現実になります。
遠くにあった大学受験が、自分ごとになります。
「この大学に行きたい」
「この問題を解けるようになりたい」
「今のままでは足りない」
「だから今週はこれをやる」
そうやって、受験生の目が変わっていきます。
シン塾では、その変化を大切にしたいと考えています。
最後に
大学受験は、何となく頑張るだけではうまくいきません。
現実を見て、戦略を立て、実行し、修正する。
その繰り返しが、合格に近づく道です。
この夏から秋にかけて、受験生たちが一段階変わっていく時間にしたいと思います。
お問い合わせは、LINE公式アカウントまたはお電話からお気軽にどうぞ。
シン塾代表 三谷知廣
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