前回の続きです
採用担当として、たくさんの大学生に会いました。
毎日、10人以上と個別での面接を行っていましたので、
半年ほど続けているうちにかなりの人数になりました。
そこで思うことがありました。
ストレートに表現すると、
日本の大学はいったい何を教えているのだろうか、
という事です。
多くの学生が、
自分のやりたい事をわからないまま、
ネームバリューや年収といった、
数字を中心とした就職活動をしていたように感じます。
何のために生きているのか
何をしたくて生きていくのか
好きなことは何なのか
やりたい事は何なのか
といった、「考える」という事を放棄して
大学生活を送ってきた学生が多いように感じました。
遊ぶためだけに行く大学なのであれば、
何のための大学受験なのでしょう。
偏差値や成績で学生を数値化し、
ランキング化し、
人に順列をつけた結果、
自分で考えないで社会に出ていく学生が多くなっているのではないか、
と思ったのです。
よくよく考えてみると、
やりたい事のわからないまま大学受験なんて、
本当は出来ないはずです。
個々人にとってのゴールを前提とした大学受験教育
押し付けられた価値観ではない、自らのモノサシありきの目標
周囲の声を気にするのではなく、自分の本音を大切にするために過ごす日々
そんな大学受験になるよう、
私はこの業界を変えたいのです。
この塾を作った理由はここにあります。
塾である以上成績の向上は必要ですし、
成績UPという成果は出しますが、
こういった実体験から作った塾ですので、
大前提が他の塾さん達とは違うと思っています。
成績によって人の価値は決まらないでしょうし、
自分の価値は自分で決めればいいと思います。
だから、
当塾では、まずやりたい事を考えるのです。
自分にとってゴールがあれば、
どんな出来事も経験になりますが、
ゴールが無ければ、
その結果をどう捉えたらいいのかすらわかりません。
本当のやる気を出すためには、
やりたい事を考えるのが先なのだと思います。
続きます