こんな諺があります。
「井の中の蛙大海を知らず」
教訓としての意味合いはもちろん理解できるのですが、
この諺を少し違った方面から敢えて捉えるとすれば、
『井戸と大海は優劣がつくのか』
という事を考えてみます。
大きい世界に生きることが正解なのでしょうか
小さい世界で生きるのは駄目なのでしょうか
当然ながら選択肢はあっていいと思いますが、
私が大切にしてほしいと思うことは、
自分で正解を決めることが大切だ
もっというと
自分で正解を決めることの出来る力を身につけることこそが大切だ
という事です。
大きい方が良いのか、
小さい方が良いのかなんて、
誰かが良し悪しの基準を決めるものではないと思います。
ましてや、他人に押し付けられるものでもありません。
受験もそうです。
偏差値の高い大学に行くことが正解かどうかなんて、
その人にしか分かりません。
合否の結果はさておき、
その進路の先に、
自分で考えることすらしなかった価値基準を
自分と他人に当てはめて
〇×をつけて生きていくことは避けて欲しいのです。
大手企業に行ければ幸せか
安定した会社に入れば幸せか
年収が高ければ幸せか
そういった事を決める原点となるのが、
自分のやりたい事=want to
を明確にするという事なのだと思います。
そのスタート地点こそが、
私は大学受験なのだと思います。
ゴールなき大学受験にするのではなく、
まず、
何のための大学受験なのかを
自分で考える、
という事が最優先だと思います。
その過程として、
より上を目指すというのが、
素晴らしいことなのだと思います。
次回に続きます。